静岡ハリストス正教会 イコン修復 (現・玉川大学教育博物館所蔵)

2014年

静岡ハリストス正教会は数年前から、建設後50余年を経て老朽化が進むとともに、今の耐震基準に適合しない聖堂の建て替えを計画し、実現のための協議を重ねてきた。その結果、十分な耐震性と耐久性を備えた木造の新聖堂建築案を策定したが、様々な条件から聖堂は従前のものより一回り小さい規模になったことから、内部の聖所と至聖所を仕切るイコノスタスの規模も合わせて縮小せざるを得なくなった。そのため、静岡ハリストス正教会は所蔵するイコンのうち、新しいイコノスタスに収まらない20点を適切に保存し、活用できる寄贈先を探すために、美術関係者経由で特定非営利活動法人美術保存修復センター横浜(弊NPO、以下NPOと呼称)に選定の依頼をした。それを受けたNPOはイコンを保存し、活用できる機関として玉川大学教育博物館を静岡ハリストス正教会に推薦したことが、今回の寄贈につながった。

*『玉川大学教育博物館記要』第13号 別冊 2016年3月発行「静岡ハリストス正教会寄贈山下りん作イコン修復報告」 より (一部抜粋、変更あり)

上記の経緯から、写真最上段と2段目の日比和平のイコン14枚と3段目の山下りんのイコン6枚を修復し2015年に玉川大学教育博物館へお納めいたしました。

又、この後、教会からのご依頼により写真中央の王門にはめられているイコン6枚、その両側の2枚のイコン、至聖所内のイコン2枚、他1枚のイコンを修復し、新聖堂へお納めいたしました。

この際は、総額6万円の寄付が集められ修復費用の一部に充てられました。

↓新聖堂内